賢いオットセイ、ロビー・ウィリアムズ。ナミビア、スワコプムントにて
写真はアフリカ南部のナミビア、スワコプムントのウォルビスベイ。
写真の動物はロビー・ウィリアムズという名前の賢いオットセイ。
動物って自分たちが想像している以上に賢い。猿や犬や猫はもちろんのこと、こういうオットセイのような大きい動物もかなりの知能を持っているようです。
ナミビアのドイツといわれるスワコプムントの街からドルフィンウォッチングのツアーに参加した時のことです。ドルフィンウォッチングで使う船に乗りこむと、このロビー・ウィリアムズが海から船に上がってきました。彼はごはんの時間をちゃんと覚えていて、その時間になると上がってくるらしい。頭良いな!
オットセイは可愛いけどとても大きいです。写真を見てもらうと分かるとおり、人間の子どもよりよっぽど大きい。そして魚くさくてヌメヌメしています。
彼に交代で餌をあげていると、別の小さいオットセイが船に上がってきました。そしてすぐロビーとケンカ。この餌は俺のだ!って感じでロビーが吠える。身体の大きいロビーがケンカに勝って餌をゲットします。やっぱり獣だ!
船が出発してからはさらに別のオットセイが泳いで船を追ってきました。速い! 船に追いついて船上にやってきます。彼の名前はアーティー。私にはオットセイ個別の区別が付かないのですが、スタッフには分かる様子でした。皆同じに見える……。アーティーは餌にありついていました。良かったなあ。
このツアーではイルカを探しつつもオットセイのコロニーにも近づきました。いやもう何百頭といましたね。一体何頭いたんだろう? うじゃうじゃいてギャーギャーと鳴き声がすごかったです。ただこれでも少ない方だったようで、繁殖の時期にはもっともっと沢山いるらしい。そりゃさぞ煩かろうな……。
当たり前なんですが、オットセイって泳ぎが実にうまかった。うつぶせでも仰向けでもスイスイと泳いで気持よさそう。ちょっとうらやましかったですね。人に慣れているオットセイも多く、船に近づいて乗り込もうとしてくるヤツもちょくちょくいました。
結局イルカは少しだけしか見れず、運が良ければ会えるらしい鯨やムーンフィッシュにも出会えませんでした。が、それでも楽しいツアーでした。オットセイとペリカンはたくさん見れましたし、ガイドさんも気持ちのいい人だったので。ガイドさんの人柄って重要です! またチャンスがあれば、あのヌメヌメしたオットセイを触わりに行きたいですね。