たびずき! ブログ 海外旅行の体験談

不定期更新。たびずき!本サイト(http://countryranking.net/)も作成中

現在69ヶ国
たびずき!海外旅行おすすめランキング【実際に行った国だけ】(http://countryranking.net/)管理人のブログ

北朝鮮がミサイル打ってきても危機感ゼロ。でもこの音くらいは知って、生存確率を上げておこう

f:id:nojimaxx:20170416223405p:plain

本当にミサイル打ちやがった! 

北朝鮮が本当に中距離弾道ミサイルを発射してしまった。幸い発射後5秒で爆発してしまい、結局は失敗に終わったようだが……。

冷静に考えると、これってとっても怖いよ? すぐ近くの国が日本に向けてミサイル打ってきたんだよ? 本当に怖い。

それでもいまだに現実感というかリアリティというか、自分事には感じられない状態だ。

「どうせ大丈夫だろ」「自分には関係ない」と思ってしまっている。「本当に危なくなったらアメリカが何とかするだろ」とも。

 

私は大阪で阪神大震災を経験している(大きな被害はなかったけど)。

「突然どんな災害が起こってもおかしくはない」ってちょっとは分かってるつもりだったのだけれどなあ。

北朝鮮からミサイル飛んでくるって、やっぱり実感がない……。

 

そもそもアメリカが北朝鮮を攻撃するって、起こりうるのだろうか?

北朝鮮がアメリカまで届くミサイルを作れるようになる』ことを、アメリカは許さない。

「言うこと聞かないとお前の国にミサイル打つぞ!」なんて事態になったら、国防上の大問題だからだ。

もしそうなったらアメリカだけじゃなくて、世界がヤバイ。

一方で、北朝鮮の近くには同盟国の韓国や日本があって北朝鮮の報復を受けかねない。

いきなりアメリカから攻撃したら一般市民にも被害が出て国際的に非難を受けるし、そうそう攻撃したりしないんじゃないの? という意見にも頷ける。

 

でもなあ……。なんだかんだいって、アメリカはイラクアフガニスタン、シリアと空爆してきてるからなあ……。

そりゃ韓国や日本に多少は気をつかっていただけるだろうけど、いざやるとなったらやるんじゃないか。

それが必要となれば、韓国や日本に被害が出ようとも、アメリカはやる。

 

北朝鮮はアメリカにまで届くミサイル開発を続けるだろう。アメリカはミサイルの完成を許さないだろう。

北朝鮮が心を入れ替えて「世界の皆と仲良くするよ! ミサイル開発も止めた!」ってならない限り、アメリカが北朝鮮を攻撃するシナリオはいつか現実になるんじゃないだろうか?

 

だからってどうしろと? この音くらいは知っておこう

一般市民の私達は北朝鮮がミサイル打つのを止めたり、アメリカが北朝鮮を攻撃するのを止めたりはできない。当たり前だけど。

ただ、心構えくらいはしておきたい。

もし万一、北朝鮮が日本にミサイルを発射したとしたら? そのミサイルが届いてしまったとしたら?


国民保護サイレン

「ミサイルがくる! 」って事態が現実になったら、↑の国民保護サイレンが鳴る。Jアラート(全国瞬時警報システム)だ。

この音は危機感を煽って誰もが異常に気づけるように、あえて耳障りで不快になるような音にしているらしい。

もしこの気持ち悪い音が鳴り響いたら、動こう。

  • 可能ならば地下に入る。地下鉄の駅が近くにあったら逃げ込もう。
  • とにかく建物の中へ。コンクリートで出来た頑丈な建物ならより良い。
  • 家の中なら、窓やドアを閉める。ガス・水道・換気扇をとじて、窓ガラスや壁から離れる。

このように動ければ、多少は生存確率を上げられるはずだ。

 

私もまだまだ死にたくはない。北朝鮮なんかに殺されてたまるか!

ブラジルの黄熱病が広がりを見せている。蚊の最凶さは恐ろしい

f:id:nojimaxx:20170201234307p:plain

ブラジルで黄熱病(黄熱)が流行っているようだ。ブラジルは確かに黄熱病リスク国なのだが、最近は広い国土の中でもひとにぎりの人達だけが黄熱病を発症している状況だった。

それが今年はミナス・ジェライス州を中心に、120件の感染が確認されており、そのうち49人が死亡している。これは2000年以来の大発生だという。

今の所は地方でのみ流行っているようだが、これからどうなるかは分からない。ミナス・ジェライス州リオデジャネイロ州サンパウロ州にも隣接している。もし爆発的な広がりを見せて、これらの州の大都会にまで飛び火すれば、大変な状況になる。

そういった状況に備えてか、ブラジル保健省はすでに1150万人分のワクチンを用意しようとしているようだ。

 

日本からブラジルを訪れる人も、黄熱病ワクチンを打っておいたほうがいいだろう。

現在のところ、ブラジルへの入国にはイエローカード(黄熱病予防接種国際証明書)の提示は必須ではないが、黄熱病がさらに爆発的に広がるようなら、必須になってもおかしくはない。

なにより黄熱病は危険な病気だ。発症した患者の15%が重症化し、そのうち20%~50%が死亡するとされている。

蚊が媒介する病気なのだが、絶対に蚊に刺されないようにするのは難しい。

ワクチンを接種しておくのがいいだろう。

 

ちなみに『黄熱病の予防接種したよ!』と証明してくれるイエローカード(黄熱病予防接種国際証明書)だが、以前は接種10日後から10年間有効だった。

それが、2016年7月11日からは、生涯有効に変更されている。一回予防接種するだけで一生有効になるのだから、時々でも南米やアフリカを訪れる人は、ぜひ予防接種しておくといい。

 

それにしても、蚊っていうのは凶悪だよなあ。黄熱病、ジカ熱、マラリアデング熱西ナイル熱日本脳炎……。

人間を殺しまくっている凶悪な病気を運び過ぎだ。地球で一番たくさん人間を殺している生物なんじゃないか? 一番たくさん人間を殺しているのは同じ人間だ!とかそういうのはいいです……。

 

私も現在せきや全身倦怠感といった症状がでている。黄熱病の予防接種はすでにしているので、黄熱病ではない。もっとも、日本国内には黄熱病を媒介するネッタイシマカがいないので、そもそも黄熱病には掛かりようがないのだけど。

最近職場でインフルエンザが流行り出しているので、こちらの疑いのほうが怖い。インフルエンザも黄熱病ほどではないが、人が死ぬこともあるんだよなあ。ただの風邪とはちがう。

風邪にくらべるとインフルエンザは、

  • 急激に病状が進行する
  • 38℃以上の高熱が出る
  • 全身に症状が出て、関節痛・筋肉痛・頭痛が出る

こういった症状が特徴的のようだ。

今のところ全身倦怠感はあるけど高熱はない(多分)。……たぶん大丈夫だろ。でも激しくしんどくなったらすぐ病院行こう。周りの人にも迷惑だからな。マスクも必須!

安静安静。

ガンビアの政変が終了。流れをまとめてみた。23年も大統領を続けるって、どんな気持ちなんだろ?

f:id:nojimaxx:20170123222437p:plain

ガンビアの政変がようやく終わりを迎えている。血を見ることが無かったのがなによりだ。

これまでの流れをまとめてみよう。

 

●23年間ガンビア大統領を続けていたジャメ氏が選挙で敗れる(2016年12月1日)

●選挙の8日後に、ジャメ氏「不正があったから選挙結果は認めない!」と首都に軍隊を配備。大統領で居続ける

●緊張感が高まり不穏な雰囲気。数万人のガンビア人や旅行者が国外へ逃げ出す

西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が軍事介入

●ジャメ大統領が降伏。大統領を辞す。ギニアを経由し赤道ギニアに亡命

●国庫がほとんど空。十数億円以上のカネが消えてるぞ! 

 

こういった流れになっている。

 

ガンビアは西アフリカにある国で、アフリカ大陸でも最小の国土を持つ小さい国だ。その国土の全てが隣国セネガルに囲まれている。

1965年に独立した国で、それ以来、大統領は二人のみ。今回の選挙で選ばれたアダマ・バロウ氏がこのまま三人目のガンビア大統領になるのだろう。

 

ちなみに一人目はダウダ・ジャワラ大統領で、独立前の1962年~1970年の8年間首相を務め、1970年~1994年の24年間大統領を務めている。そして二人目が渦中の人であるヤヤ・ジャメ大統領で、1994年~2017年の23年間大統領を務めていた。

1年未満で総理大臣が交代することもある日本と比べると、信じられないくらい長く感じる。アメリカの大統領も1期4年、最高でも2期8年だ。20年以上も最高権力者を続けるなんてことは有り得ない。そう考えると、ガンビア大統領がいかに長く大統領で居続けたのかが分かる。まあ、独裁者だよな。

 

このジャメ大統領、一度は自分が負けたという選挙結果を受け入れていたのに、8日後にやっぱ認められん!と意見を翻した。一体この期間に何があったのだろう。

 

ジャメ大統領には多くの批判がある。

・敵対していた人間を拷問・監禁・殺害していた

報道の自由言論の自由を弾圧していた

・同性愛者を「害虫」呼ばわりして弾圧していた

・科学的根拠のない「画期的なエイズ治療薬」を発表し、患者に抗ウィルス薬の服用を止めさせ、この治療薬を使わせていた

・「叔母の死は魔術のせいだ!」というジャメ大統領の号令で「魔女狩り」が行われ、1000人以上のガンビア人女性が拉致され、少なくとも8人が亡くなった

 

こういった批判を見ていると、極悪非道で頭のおかしな人物のように思えてしまうが、その一方で

・女児の割礼(性器切断)や、女性の小児婚(18歳未満の婚姻)を禁止

・貧困の撲滅、貧しい人への医療提供といった慈善事業

 

こういった活動も行っていた。やはり人間は多面的だ。どんな人にも様々な面がある。一面だけを見ての判断はいけないと思わされる。

ジャメ大統領はガンビア軍の出身で、かつ厳格なムスリムだ。私たち日本人の一般的な価値観とは相容れない部分も多いのだろう。

 

とはいえ、やってきたことがやってきたことなだけに、敵が多い人物なのは間違いない。命も狙われていただろう。大統領を降りるとなると、途端に命の危険も増すに違いない。

実際ジャメ大統領はECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)と、在位中に行ったとされる犯罪行為への恩赦を要求していたという。そりゃそうだよな。じゃなきゃ大統領を辞めたとたん殺されかねないもの。

選挙で負けてから8日後に「不正があったから選挙結果は認めない」となるまでに、そいったことを認識したのかもしれない。人間誰でも死にたくない。

現実的に赤道ギニアに亡命できてるわけだから、その辺りの話もついていたのだろう。消え去った十数億のオカネも、そういった交渉やあれやこれやに使われているのかもしれない。うまくやったものだ。国庫のお金を持ってかれたガンビアの人たちには災難以外の何者でもないが……。

 

いつになるかは分からないが、すこし先の将来に西アフリカへ旅行するつもりでいる。なので、興味を持って色々と調べている。

ガンビアもこれから安定していってくれると、とても嬉しい。

西アフリカは部族の言葉を除くと、フランス語が公用語の国が多い。私は英語ならなんとかなるのだが、フランス語はからっきしだ。まったく言葉が通じないのは結構辛い。治安がよければ言葉が通じなくても問題ないのだが、西アフリカはなあ。

ガンビアやナイジェリア、ガーナあたりは英語が公用語なので、まだ旅行しやすそうに思える。是非行きたい。

シエラレオネも英語が通じるのだが、さすがにまだ早すぎる気もする。情勢が許すなら訪れてはみたいのだが。

 

色々と悪い想像をしていても、いざ行ってみると案外なんてことなかったりもするのだけれど、油断してるとあっさり死んだりするのも本当。

ちょっとした顔見知りの人が、西アフリカに訪れた後にマラリアで亡くなっていたこともあったからな。あれは本当に驚いた。そして、悲しい以前に実感がまったく無かった……。

西アフリカに行く時には、いろいろと十分に気をつけて行きたい。