紅茶で有名なダージリン。インドらしくない落ち着ける街
写真はインド、ダージリン。この時カメラの調子がおかしくて変な感じに映っています。
ダージリンはインド・西ベンガル州の中心都市。インドにある街なのですが、全然インドらしくない街です。
まず平均標高2134mの高地に位置する街なので、一般的に想像されるようなインドのうだるような暑さとは無縁。
そして、人も全然違います。一応はインド人に分類されるのかもしれませんが、傭兵で有名なグルカ(ネパールの山岳民族)の方々やチベットの方々が多く、インドのあの人の鬱陶しさはかなり薄れています。グルカランドと呼ばれるのも納得ですね。
写真の看板は紅茶の産地で有名なハッピーバレーで撮ったもの。世界三大紅茶といわれるダージリン・ティーの一大生産地です。
この谷を歩いている時にはネパール系の人たちにお茶に誘われました。お家にうかがってチャイを頂く。おいしい。寒かったので身体が暖まって助かりました。
そのあと私が持っていた笛で子どもと遊んだり、おしゃべりをしたりと和やかな時間を過ごさせていただきました。もちろん最後までお金を要求されたりもナシ。というか私がお礼になるものを何か……と渡そうとしても断られました。感謝です。
他のインドインドした有名観光地とかだと、誘われたりしてもかなり警戒してしまうんですよね。アグラとかバラナシとかデリーとか。いや、このあたりも嫌いじゃない、むしろ好きだったりするのですが、観光客狙いの人達がめっちゃ鬱陶しいんです。
警戒していないとケツの毛までむしり取られてしまう。お茶を振舞われても睡眠薬が入っているかも、とか警戒してしまうんですよね。睡眠薬強盗とかもいるしなあ。
実際インドで騙されてけっこうな額のお金を失った人にも何人か会いましたので、やっぱり警戒は必要でしょう。
警戒して怖がりすぎていると旅行が楽しめなくなりますが、全く警戒していないとあっさり騙されて全てを失います。このあたりのバランスっていうのはなかなか難しい。適度に警戒しつつ旅行を上手に楽しみたいものです。
ダージリンはそこまで警戒する必要のない良い街でした。また行きたい。