ロシア、シベリア鉄道の一週間
写真はウラジオストク。
もう十年以上前なのですが、ロシアに行きました。8月だったと思います。
ロシアって入るの結構面倒くさいんですよね。ビザだけでなくバウチャーっていう旅行証明書みたいなのが必要なので。今でも要るのでしょうか? あの頃よりは緩くなってそうですが。私の場合は富山の旅行会社にロシアでのホテルを予約してもらい、バウチャーを発行してもらいました。今はその会社は無いみたいです。今だったら現地の会社に直接当たるのが一番いいかもしれません。英語かロシア語が必要になりそうなのが難点ですが。
富山の伏木港から船に乗ってウラジオストクへ。2泊3日です。この船は結構快適でダンスショーとかもありましたね。貨物船なので車が大量に載せられていたのをよく覚えています。その日本車がウラジオストクではたくさん走っていて、日本の凄さを感じました。外国でこんなに自分の国の車が走ってるなんて! すごいもんです。
私はウラジオストクで数泊してそれからシベリア鉄道に乗りました。日本円で2万円くらいだったかな。距離を考えると安いです。モスクワまで一週間。人生で一番長くのった列車ですね。最初は楽しかったのですがだんだんとやることなくなってきました。今ならキンドルやノートPC持って行って時間を潰せたのですが、当時はそういったガジェットが無かったので持ってた本を読むくらいしかできませんでした。
時々列車内を歩き回って冒険気分に浸り、ロシアの子ども達にからかわれたりもしていました。アジア系の人間が珍しかったのでしょうね。かわいいです。ロシアの小さい子ども達はとってもかわいい。まあ12歳くらいになってくるともう悪ガキで、タバコや酒を覚え始めるって感じでしたが……。
列車内にはロシアの軍人さんもたくさんいて、ウォッカを飲まされたりもしました。いや私は酒弱いんですよ! ホントに! といっても全くもって信じてくれません。彼らにとっては酒が弱いという概念が無いのかもしれません。ウォッカはのどでカーッと熱くなって腹に落ちていく感じですね。40度。強いお酒です。私は弱いのですぐフラフラ。後から思えば楽しい思い出ですけどね。
1週間の中ほどで1度、シャワーを貸してもらえた記憶があります。列車の中の一部屋で。夏でも涼しく、汗とかはあまりかかなかったのでそれほどは気になりませんでした。周り皆同じですしね。料金が高い特別な車両ならちゃんとシャワーが付いてるところとかもあったのでしょうか。
そんなこんなであっという間に一週間。モスクワに着きました。長いようで速かったシベリア鉄道の一週間でした。