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たびずき! ブログ 海外旅行の体験談

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たびずき!海外旅行おすすめランキング【実際に行った国だけ】(http://countryranking.net/)管理人のブログ

世界のタバコ価格とオーストラリアのタバコ戦争

オーストラリア ノルウェー

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私がいままで旅行した中で最もタバコ価格が高かった国は、北欧のノルウェーだったと思う。たしか1箱が千円を越えていたはず。

記憶違いの可能性もあるかと思い調べて見たが、私の記憶は間違っていなかったようだ。

ITMAC(Irish Tobacco Manufacturers’ Advisory Committee:アイルランドタバコ製造業諮問委員会。正式な和訳が見つからなかったので適当に訳した)のウェブサイトを見ると、ノルウェーのタバコ平均価格は11.61ユーロとなっている。1ユーロ=120円とすると、1箱1,393円の計算だ。

日本のタバコもだいぶ高くなってきたけど、ノルウェーのタバコは日本の3倍以上のお値段だ。高い!

上記リンク先のITMACのサイトには、他のヨーロッパ諸国のタバコ平均価格も載っている。同じヨーロッパでも値段にはバラつきがあるようで、最安はウクライナの0.79ユーロ。95円くらいか?安い! 

ロシアや東ヨーロッパは全体的に安くなっており、西・北ヨーロッパは高め。とはいえ同じ北欧内でもフィンランド(5.46ユーロ)とノルウェー(11.61ユーロ)とでは2倍以上の差があり、どの地域が高い・安いとは一概には言えない。国ごとの特徴が出ている感じだ。

 

逆に今まで旅行した中で最もタバコが安い国ってどこだったろう? やはりインドやネパール、バングラデシュあたりだろうか。

インドで1本単位で売ってるタバコが1本15円程度だった。でもこれだと10本で150円以上になるからウクライナの方が安くなる。やっぱりバラ売りは高くつくな。1本10円以下のタバコもおそらくあるだろうけれど。

もっとも、1本単位でタバコを売るのは、ほとんどの国で違法になっている。ニューヨークではタバコ価格がどんどん値上がっているせいで、闇で1本単位で売られるタバコが問題になったりもしている。

そのニューヨークのタバコ平均価格は1箱12.85ドル(約1450円)で、ノルウェーよりも高い状況だ。アメリカは州ごとにタバコ価格も異なるので、全体としてはそこまで高くはないのだが。

 

さて、タバコ1箱がいちばん安い国はどこだろうかと調べていると、定番データベースサイトのNUMBEOに行き当たった。

NUMBEOによると、タバコ1箱(マルボロ)が最も安い国は西アフリカのナイジェリアで、0.64ユーロになっている。77円くらい。やっすいなあ。

そして一位がオーストラリア。1箱18.04ユーロ。タバコ1箱が2千円以上……。

私はまだオーストラリアに行ったことがない。それでもここまでタバコが高い国とは思ってもみなかった。

そしてこれから先も、オーストラリアのタバコ価格はますます高くなっていくようだ。

 

オーストラリア政府のタバコに対する政策は苛烈を極める。オーストラリアでは、各タバコメーカー毎に特徴を出したパッケージすら作ることもできない。

タバコの箱はすべて同じパッケージで、きっつい警告の絵が付けられている。「タバコはあなたの健康に悪影響を及ぼす云々……タバコを吸い続けると最後はこんな風になるぞ」的な絵なのだが、その絵(というか写真か?)がもう最高にグロテスクなものになっている。

ホントにグロいのでリンクとかは貼らない。興味のある方は、「オーストラリア、タバコ、警告パッケージ」とかで画像検索すればいい。グッログロなので「見るんじゃなかった」と後悔しないように気をつけて……。

フィリップモリスなどのタバコメーカーは、法的措置をとるなどしてオーストラリア政府に激しい抵抗をしていた。そりゃあんなパッケージだと売上も激減するものな……。だが結局は敗訴に終わっている。政府の勝ち。

 

現在オーストラリアでは、タバコにかかる税金が毎年12.5%増税されていっている。これは2020年まで続いていくらしい。これを計算すると、2020年にはタバコの値段は40オーストラリアドル(約3500円)にもなる。

タバコ1箱が3500円! 3500円あれば、けっこう美味しいもの食べられるよな。大阪から東京への移動だってできる。モンベルのアンダーウェアも1枚買えそう。それがタバコ1箱と同じ値段。う~ん、金銭感覚がおかしくなる。

こうした厳しい政策のおかげもあって、オーストラリアの喫煙人口は減少の一途をたどり、成人の喫煙率は13%ほどになっている。そしてこの数値はこれからも減っていくだろう。さすが世界一タバコが高い国だ。

ちなみに日本の喫煙率は2016年の調査では成人男性29.7%、成人女性9.7%になっている。男女合わせると19.7%で、世界平均の20%とほぼ同じになる。

ピークだった昭和41年には成人男性の喫煙率が83.7%だったことを考えると、タバコを吸う人もずいぶんと減ったものだ。考えてみりゃ大昔は、電車の中ですら普通にタバコ吸われてたものな。世界は変わるもんだ。

なお、日本の喫煙率の数字は「JT全国喫煙者率調査」による。

 

タバコに関することを延々と書いてきたが、私自身は基本的にタバコは吸わない。勧められた時などに吸ったりするくらいだ。

外国を旅行していると「一本吸う?」とタバコを勧められることが時々あって、それがきっかけになって仲良くなったりすることもある。なので、勧められた時くらいは吸うことにしている。

まあ、無理に吸うこともないけれど、私はちょっとした縁とかも大事にしていきたいと思っている。そうしたほうが旅行も楽しくなりやすいし。

とはいえ睡眠薬強盗とかもあるので、注意や警戒は絶対に必要だ。

優しそうなおばあちゃんがくれた飴玉に睡眠薬が入っていて、気がついた時には身ぐるみ剥がされていた、なんていう話も聞いた。怖すぎるだろ……。

怖がりすぎず、しかし適度に警戒はしつつ、これからも旅行を楽しんでいきたいものだ。