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たびずき! ブログ 海外旅行の体験談

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ブラジルの刑務所が危険すぎる。斬首て。なぜこんな状態になっているのか?

ブラジル

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1つ前の記事で、ブラジルで起きた刑務所での暴動・脱走について書いた。

それから興味を持っていろいろ記事を読んでいたのだが、また今日、暴動が起きている。

こういった暴動自体はブラジルではもう珍しくもないようだが、今回の暴動はその凄惨さがとてつもない

 

今回の暴動は、ブラジル北東部リオグランデ・ド・ノルテ州の州都・ナタールのAlcacuz jailで起きている。

原因はいつもどおりで、ギャング同士の抗争だ。ギャングの囚人が、敵対している組織の囚人に攻撃を仕掛けたのがきっかけ。その時間帯には、外からは銃声や爆発音が聞こえていたという。

少なくとも10人がすでに死亡している。そして、そのうち三人は斬首されていたという……。斬首って、首切られるのかよ……。

 

なぜブラジルの刑務所はこんな状態になっているのだろうか? 状況について調べてみたが、どうも大きく3つの理由があるようだ。

 

1つ目は、刑務所の超過密状態。ブラジルではほとんどの刑務所が、収容人数を超過している状態。サンパウロのある刑務所では、一人の看守が300~400人の囚人を監視しているという。

こんな状態だと囚人が看守の目をかいくぐるのも簡単だ。人数も圧倒的なので、施設を占拠することだってできてしまう。

 

2つ目は、ギャングの抗争だ。First Capital CommandとRed Commandという2つの組織が長いあいだ停戦状態だったのが、最近になって停戦が終わり、抗争が始まってしまった。

そしてブラジルの刑務所には、これら対立する2つの組織のメンバーが、数千人規模で服役している。囚人の中にはその組織に対する裏切り者もいて、報復のために殺されている者もいるという。

 

3つ目は、財源不足。ブラジルの刑務所はお金がない。そのため、危険物の持ち込みを発見するための探知機や、携帯の電波妨害装置、管理の為の電子タグといった必要な設備が備えられていない。

さらに看守もまた、充分な訓練を受けていない。しかも給料は安い。そんな安い給料で、圧倒的多数の囚人を管理しなければならない。

囚人には終身刑囚や死刑囚もいて、失うものなど何もない!と開き直っている危険な奴もいるだろう。こんな状態でマトモにしっかり仕事をするというのも無理がある。看守も命が惜しいだろう。

 

以上3つが、ブラジルの刑務所環境を最悪のものにしている大きな原因だ。

不十分な設備に加え、収容人数のキャパシティをオーバーしまくっている囚人の数。刑務所内では、対立するギャング組織の構成員達が火花を散らしている……。

これはもう、どんな事件が起こってもおかしくはない状態だ。

 

現在ブラジルは、過去80年間でも最悪といわれる不況に直面している。インフレ率は年間10%越えだ。

この厳しい状況では刑務所を増やしたり、ギャング取り締まりを強化したり、設備を充実させたりするのは難しいに違いない。

そうはいっても、この状況を野放しにはしてはおけない。国際的な注目も高まってきている。国民からの政府への支持がゼロになってしまう前に、なにかしら手を打つ必要があるだろう。

 

いやそれにしても、ブラジルでだけは犯罪行為したらダメだな(どこの国でもダメ)。ブラジルの刑務所に入れられたら、とても生きのびられる気がしない。自分なんかあっというまにヤられてしまうだろう。おそろしい。

 

※参考記事

BBC:Brazil prisoners beheaded in riot at Natal prison