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オランダ・アムステルダムの先進性。自転車と飾り窓

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写真はオランダ最大の都市アムステルダム

アムステルダムといえば、よく覚えているのが自転車です。

南東部のアムステルダム・アムステル駅から外に出て歩いていた時のこと。突然、パトカーの警官に呼び止められました。

「ふつうに歩いてただけだ! なにも悪いことしてないはず! なっ、何だ?」とビビりながら警官の話を聞くと、どうやら私の歩いていた場所が、歩行者が入っちゃダメな場所のようでした。

話をきいて、軽い注意で何事もなく終わりました。助かった……。

後で分かったのですが、私が入り込んでいた道って自転車専用の自転車道だったんですね。

 

アムステルダムって、あたりまえのようにどこにでも自転車道があるんですよ。車道、歩道に自転車道。それがあたり前。

老若男女たくさんの人たちが、自転車に乗って自転車道を走っている。歩道や車道と違って歩行者や自動車を気にしなくていいから、とても走りやすそうでした。

完全に自転車専用の道がふつうにあるなんて、オランダって自転車の国だなあと、なんだか感嘆してしまいました。

歩行者が自転車道に入ったら、私のように怒られるんでしょうね。けっこう厳しい。でもそのおかげで安全が保たれるのなら、厳しくすることも必要でしょう。

日本には自転車専用の道ってほとんどない(確かゼロではなかったような)ので、アムステルダムがうらやましいですね。

歩道は歩行者のものだし、車道は自動車のもの。自転車ってなんだか中途半端。自転車に乗っていると、自転車道があればいいのになあとおもってしまいます。日本の国土と人口では難しいかなあ。

 

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アムステルダムはほかにも先進的(過ぎる)な試みで有名な街ですね。大麻の所持・使用の許容や、積極的安楽死、管理売春の合法化などなど。

Red light Districtとして有名な飾り窓地帯、De Wallenは私も訪れましたが、「いかにも」な場所ではなかったのが面白かった。

日が落ちる前なんかは、ふつうの観光地のように家族づれやカップルが歩いていたりしました。ああいう売春地帯って、もっとひっそりしているもんだと思っていました。あそこまで観光地化しているのはすごい。暗さを感じさせない雰囲気。

大きい窓がショーウィンドウのようになっていて、中が見えるようになっています。中の人は水着の人が多かったですね。

太った女性ばっかりいる通りもあって、なるほどそういうのが好きな人も一定数いるんだなあと妙に感心しました。

完全に日が落ちてからは、日中よりにぎやかになっていました。男共の集団が多く、なんというか、あけっぴろげな感じ。まあ、こういう場所でしか話せないこともあるのかもしれないしね。

 

アムステルダム市の方針により、このDa WallenのRed light Districtも最近はどんどん縮小されていっているらしいです。ギャラリーなどに模様替えされている様子。

性風俗地帯が観光地のようになってるなんて、世界でもなかなか見ない稀有な例でしょう。完全に無くなる訳ではないのでしょうが、もったいないような気もします。

とはいえ人権の問題もあるでしょうからねえ。実際に働いていた人が、どんな酷い目にあっていたかも分かりません。でも無くなったら無くなったで、裏でもっと酷い状況になりそうな気もする……。

こういう本来は表に出てこないこと、臭いものにはフタ、となってしまうことに関して、しっかりと議論して制度を作ってしまうっていう点では、オランダは本当に進んでいますね。

良い悪いは置いておいて、日本では絶対無理だもんなあ。すごいよ。