インド。世界三大客引き鬱陶しい国の一つ
写真はインドのバラナシ(ヴァーラーナシー、ベナレス、カーシー)。
こういう場所でガンジス川を眺めながらのんびり歩こう……、と思っていても、必ず客引きが寄ってきます。勘弁してくれ。
さて、私はこのブログとは別に、旅行に関するウェブサイトを作っています。そちらのサイトで最近やっとインドの項目を作れたのですが、アホみたいに長くなってしまいました……。
そのページを見れば、インドを旅行する時のことがだいたい分かるように作っているので、ある程度長くなるのは仕方ありません。しかしさすがに長過ぎ……。しかも写真ゼロの文章のみ。
まとまった時間ができたら、写真もたくさん入れて読みやすくするつもりなのですが、現状はかなりハードコアな感じになってしまっています。すみません。時間さえあれば……。
そちらのウェブサイトでも書いていることなのですが、旅行者にとってインドを観光する際の癌はやはり、客引きです。
インドは世界三大客引き鬱陶しい国のひとつ、と言われています。残りのふたつはモロッコとエジプト。根拠は旅行者間の情報交換が元。なので、特に信頼性があるわけではありません。
そんな悪い意味で有名なインド観光地の客引きは、世界でも稀に見るほどしつこいです。他の国でもそういうしつこい客引きは稀にいますが、インドはちょくちょくいるのが鬱陶しい。
そんなインドの(しつこい)客引きには以下のような特徴があります。
- 日本語・英語・中国語・韓国語で話しかけてくる
- 30分でも1時間でもしつこく付いてくる
- 適当なホテルに逃げ込んでも中まで付いてくる
- 無視して立ち去ろうとしても付いてくる
- 「No」「付いてくるな!」「No thanks!」「死ね!」「Die!」「Go to hell!」などときつく言っても(私が実際に言ったセリフ)付いてくる
- 走って逃げても付いてくる
どうすりゃええねん!って感じになってしまいます。
実際どうすりゃいいんでしょうね? 無視するのがまだ一番マシな気もするのですが、無視して歩いていて自分が泊まるホテルにまで付いてこられたら、「アイツはこのホテルに泊まってるんだな」と知られてしまう。それも怖い。
こういう客引きが入ってこれないカフェやレストランに入ってしまうのがいいでしょうか。本来入る必要もないカフェに入らなければならないのも腹が立ちますが、安全のためなので。
基本的に目を付けられると何をしようと付いてくるので、こういう奴が入ってこれないセキュリティの高い場所に入るしかないんでしょうね。
時間潰して外にでたらその客引きが待ち構えている可能性もあるけれど……。
まあインドの客引きが皆こんなに酷いわけではないです。アグラやデリー、バラナシといった北インドの観光地が酷すぎるだけ。
私が大好きなダージリンなんて、ネパール系やチベット系の人が多い地域だからかもしれませんが、客引きも少なくとても親切な人ばかりでした。客引き以外のインドの一般人は、親切な人も多いんです。
もっとも北インドの観光地では、「親切な人だ!」と思って気を許すとヤられることも多いんですよね……。睡眠薬強盗とかは減ってきているようですが、犯罪者の手口は巧妙化の一途をたどっているようです。
こどもの客引きや物乞いにも気を許すとダメですからね。「こんな小さな子どもが……」と同情してしまうともう相手の思うつぼです。小さい子どもをレンタルしている物乞いなんていうのもあるんですから、もう立派な商売ですよ、ああいうのは。
ただ単に恵まれない子ども達を助けたいのなら、しかるべき機関をとおして援助するほうがよっぽど良いでしょう。
なんだかんだと書いてきましたが、『施し』をするのもインドの文化です。現地のインド人も、施しをしている人はたくさんいます。だから、施しをしたくなったなら、してみるのもいいんです。
ただ、インドを旅行する私達は、インド人にとっては外国人なんですよね。そこが問題。「施しをする外国人」=「金持ちのカモ」と見なされて危険度がアップする可能性があるんですよ。そこだけは注意しないといけない。自分の身が危なくなるので。
「あの客引きがなければインドじゃないよ」「ああいう客引きが『インドらしさ』なんだよ!」っていう人もいるのでしょうか。まあ武勇伝とか話の種にはいいのかもしれませんね。インドらしいってのはも分からんでもない。
でも実際騙されて大金を失ったという話はよく聞きますし、最悪死んでいる人だっているでしょう。私も自分が絶対に騙されないとは言い切れませんので、やはりああいう客引きは無くなって欲しいです。客引きのせいで街をゆったり歩くことさえできないというのも嫌。
北インドの観光地はもうおなかいっぱいです。インド自体は好きな国なので、また行きたいんですけどね~。