バングラデシュの独特の魅力。人には勧めにくいけれど面白い国
写真はバングラデシュのセントマーティン島。
バングラデシュでは以前の記事に書いたようにどえらい目に合わされたのですが、それでもなかなか好きな国です。
バングラデシュの何が良いのかというと難しいのですが、外国人が極端に少ないことがその魅力の一つと私は思います。1ヶ月近く滞在したのですが、その1ヶ月で見かけたり話したりした外国人は3人ほどです。今の時代、ここまで外国人が少ない国もそうそうないのではないでしょうか。ここ最近はもう少し多くなってきてるのかな?
そんな外国人はバングラデシュ人の好奇心をおおいに刺激するようで、とても興味深く見つめられます。バングラデシュの人達は多くの人が堂々と見つめてくる。いわゆるガン見っていうやつでしょうか。視線が痛いほど。有名な芸能人になったかのような気分が味わえます。なかなか得がたい経験ではありますね。
ちなみに日本はバングラデシュ最大の援助国の一つです。金銭的な援助に加えてサイクロンや洪水被害に対する援助も日本は行っています。動く島・ハティア島などが有名ですね。そういうこともあってか、日本人は比較的バングラデシュの人たちに好かれている感があります。それを差し引いても真面目なムスリムが多くて人は良いと感じましたね。
バングラデシュは治安もそれほど良いとはいえませんが、とにかく外国人は目立つので人目のあるところではある程度安全です。たくさんの人が見ていますからね。うかつなことはできない。人混みでのスリなどには要注意ですが……。
食べ物もそれほど悪くはないです。日本と同じく米と魚の国。ただ、衛生状態がなあ……。多くの人がたびたび洪水に見舞われるような低湿地に住んでいることもあって、衛生状態は悪いです。私自身の例をもってしてもそれは分かります。あんなお腹の壊し方は生まれて初めてでしたからね。この点は防衛手段を持っておかなければまずいでしょう。抗生物質持っておくとかね。
衛生状態のこともあって人には中々勧めがたい国ではありますが、独特な魅力のある国であるのは間違いありません。写真のセントマーティン島の海岸はとても美しかった! 世界最長の天然の砂浜であるコックスバザールも海岸が延々続いておもしろい。
世界自然遺産のマングローブの群生地帯のシュンドルボン、文化遺産のバゲルハットのモスク都市、パハルプールの仏教寺院遺跡群なんてのもある(この辺りは私はまだ訪れていないので何ともいえません)。
まあバングラデシュは人に勧められて行くような国ではないかもしれません。ですが機会があれば訪れてみるのもいいと思いますよ。案外楽しい国です。