チャイ。お茶。チャ。ティー。たまにはあの甘ったるいチャイが飲みたい
写真はアゼルバイジャン、キナリク(Xinaliq)の民家。
チャイはいい。心が落ち着きます。
日本でチャイって言ったらインド料理やネパール料理のレストランに行かないと食べられないような気がしてしまいますが、チャイは広い意味では「お茶」を表します。なので、日本でも毎日チャイを飲んでいる人もいるということになりますね。
狭い意味では砂糖のたくさん入ったインドの煮出し式ミルクティーや、茶葉に香辛料を加えたマサラチャイのことを指すこともあります。
アゼルバイジャンはロシアの影響を色濃く受けており、写真のチャイもロシア式。砂糖やミルクを加えないストレートティ。ポットの角砂糖やジャムといっしょに供されました。
ロシア語でもお茶(特に紅茶)のことはチャイと呼ばれており、ヒンディー語でもウルドゥー語でもペルシア語でもトルコ語でもチャイ。西アジアを中心とした広い地域でチャイと呼ばれています。
言語が違っても同じチャイ。これはお茶の発祥地とされる中国の茶(チャ)が元になって世界中に広まったためと考えられています。世界中どこでも「チャ」か「ティー」で通じますからね。
ちょっと邪道かもしれませんが、私はチャイの中ではジンジャーチャイが一番好きです。特に寒いときに飲むのがいい。身体がホカホカと暖まってきます。生姜がピリっとして美味しい。
でもインドの甘~いチャイも、スパイスが効いたマサラチャイも、砂糖もミルクも無しのロシアンチャイも、チャイならどれもこれも好きです。疲労が回復する気がします。実際健康にもいいようですね。インド人のように毎日5杯10杯と飲んでいると日本では糖尿になってしまいそうですが……。
日本では甘ったるいインドのチャイを飲む機会が中々ないのですが、時々無性に飲みたくなります。焼きたてのナンをカレーにつけて食べながら、チャイをゴクゴクと飲みたいな……。