路地が好きです。ストックホルムの路地、ヴェネチアの路地
路地にはなんともいえない魅力があります。あそこの角を曲がったら何かあるんじゃないか、幽霊でもでてくるんじゃないか。路地を歩いているとそんな風に考えてドキドキしてしまいます。
世界中どこにでも路地っていうのはあると思いますが、私が特に好きなのは旧市街の路地です。オールドタウンとも呼ばれる昔の建物が集まったような地域ですね。観光名所になってることも多いです。
いかにも現代的な高層ビルの隙間も悪くはないのですが、ビルとビルの間って普通はけっこう広い隙間が空いているので路地感はないですね。
やはり昔ながらの建物が集まった場所を歩いてタイムスリップしたかのような感に浸るのが好き。ストックホルムのオールドタウンも雰囲気あって好きでした。メインの大通りには観光客がたくさんで楽しい雰囲気。でもふと路地に入ると途端に人気が少なくなって全く異なる雰囲気になる。こういう落差もいい。
人気が少ないってことは危険度も高いってことでもありますが……。
イタリアのヴェネチアは世界有数の観光地ですが、ここも歩いているといい路地がたくさんあって大好きですね。天野こずえの漫画「ARIA」では架空の町ネオ・ヴェネツィアが舞台になっていましたが、町の雰囲気がすごく出ていて良い路地感の場面が多かったです。おもしろい漫画でした。
モロッコ・フェズの路地、タンザニア・ザンジバルの路地、中国・麗江の路地、エストニア・タリンの路地……。よかったなあ。これからも世界中の路地を歩いていきたいです。ああ時間が欲しい。