北欧のスロット。フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク
福祉国家というイメージが強い北欧の国々ですが、意外にもギャンブル、というかスロットマシンが私の印象には残っています。
最初に訪れたのがフィンランドだったのですが、首都ヘルシンキではKIOSKI(コンビニエンスストア)にスロットとポーカーのマシンが数台置かれていて驚きました。ゲーム? おもちゃ? のスロットマシンかと思いきや、ちゃんと現金で賭けれるんですね。もちろんレートは低くてコインしか使えなかったのですが年配のおばさんが熱中していたのを覚えています。
スウェーデンとフィンランドを結ぶヴァイキングラインというフェリーにもカジノがありましたし、ノルウェーのスタヴァンゲルから出ているフェリーにもスロットマシンやポーカーマシンが置かれていました。
デンマークのチボリ公園内にあるアミューズメントセンター的な所にもスロットマシンがあり、車椅子の方がスロットを楽しまれていた場面にびっくりしたことが思い起こせます。
当時の私は福祉の恩恵を受けてる障害者の方がギャンブルにお金を突っ込むなんておかしくないか? などと思っていましたが、なんというか、浅はかでした。こういう考え方は一種の差別ですね。ギャンブルの是非はおいといて、健常者だろうが障害者だろうが同じことを同じように楽しめるのが当たり前だろうと今では思います。ギャンブル自体は中毒性が怖いんですが……。
そういった意味でも北欧は真の福祉国家だなあと。今では日本でもパチンコ屋さんで車椅子の方が楽しんでいる光景を見るようになってきましたが、昔は皆無でしたもの。障害者がパチンコなんて! 障害者は清く正しく生きねばならない! みたいな感があって。そういうのはアホらしいです。
どんな人間であろうと同じようにいろんなことを楽しめるってのが一番だと思います。北欧は進んでいるぜ!
でも消費税20パーセント越えでタバコや酒が軽く1000円越えるのはキツイよなあ。日本に比べて人口少なくて資源・観光資源が豊富だからできることだよなあ。とかそんなことをつらつらと考えました。