デンマーク、コペンハーゲンの人魚像。世界三大がっかりと言われるけれど
一部の人達からは「世界三大がっかりの一つ」などと悪評のあるコペンハーゲンの人魚像ですが、私は案外好きです。確かに人魚像それ自体とバックに見える無骨な港それ自体には「う~ん」と首を傾げるものではありました。しかし、この人魚像は意外にフレンドリーなのがよかった。
何がフレンドリーなのかというと「触ってもオッケー」だった点(もし本当は触っちゃダメなのだったらすみません)。日本の美術館でのイメージだと、こういうモノってお触り厳禁だったりするじゃないですか。高価な美術品なんだから万が一があると恐ろしい。だから絶対触ってはいけない!という。
細野不二彦のギャラリーフェイクっていう漫画で欧米では彫刻は触感も味わうのが常識で~という一幕があったのですが、なるほどこれもそういうことなのかと納得しました。
もっともこの人魚像に触りたいのなら、水に濡れた滑りやすい岩を渡っていかなければなりません。私が人魚像を眺めていた時にも像に触れるために岩を渡っていった人が何人もいました。そして彼ら彼女らのうち結構な人達が滑って転んでいました。危ない。
そういった先人達の失敗を見ていたので私は超気をつけて人魚像に近づいていったのです。そして転びました。水に濡れた岩ってあそこまで滑りやすいんですね……。一つ学びました。トレッキングシューズが欲しかった……。
派手に転びつつも人魚像にたどり着きツーショット写真を撮ることができたのは嬉しい思い出。