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ちょっと実験中

今まで「です、ます調」で書いていたのだけれど、やっぱり「だ、である調」の方がいいかなあと思って今さらながら実験中。

書きやすいほう、読みやすいほうがいいのだろうけれど判断が難しい。

今書いてるみたいな「だ、である調」だとなんだか威圧感があってえらそうな文章にも見えるし、「です、ます調」だとどうも丁寧すぎるような気もする。~です、~です、で終わりがちだし。

そのうち「です、ます」に戻すかもしれないけれど、しばらくは「だ、である」で書いてみたい。

両方をうまく混在させて違和感なく使えたら一番いいのかもしれないけど、どうにも難しいのです……。

訪れるのが難しくなってしまった国々。風の谷も行きたい!

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写真はイランの砂の街、ヤズドのモスク。

 

「ああ、あの時行っておけばよかった。」そんな風に後悔の気持ちを抱える国があります。昔は普通に訪れることができたのに、今では難しくなってしまった国々。

もちろん、絶対にどんなことをしようが入国できない国、なんていうのは世界のどこにも存在しません。北朝鮮だって入国することはできる。

ただし、リスクが高過ぎるんです。多少のリスクはあれど以前は普通に旅行できていた国が、命がけの覚悟で行かないとならなくなっていたりします。

 

もっとも分かりやすいのは中東のシリアでしょう。シリアは2011年1月26日から始まったシリア騒乱を境として、旅行で行くような国ではなくなってしまっています。入国することは現在でもできるでしょうが、本当に命がけ。

シリア騒乱以前は治安もそれほど悪くなく、見どころもたくさんありました。世界遺産にも登録された古代都市ダマスカスの旧市街や、古代都市アレッポ、古代都市ボスラ、パルミラ遺跡……。

2011年1月26日より前なら、そういった遺跡を巡っているシリアの旅行記がたくさん見つかります。でも今となっては、もしかしたら、もう一生行くことはできないかもしれません。

国外に脱出できた難民だけで400万人を越えるという状況ですからね……。さすがに私が死ぬまで内戦が続くなんていうことにはならないでしょうが……。

 

シリア以外では、アフガニスタンも難しい。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件とそれに続く紛争による影響で、国全域が危険。バーミヤン渓谷の石仏がタリバンによって破壊されたり、悲惨なことに大量の餓死者までもが出ています。

同時多発テロから15年以上がたった現在でも、外務省の海外安全ホームページでは「レベル4:退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)」。依然として厳しい状況です。

もっともアフガニスタン同時多発テロ以前からソ連の進行や国内の紛争があったので、もともと安全とは言えない国ではありました。

 

昔、私がイランを旅行していたとき、アフガニスタンを抜けてきたアイルランド人女性に出会い、少し話をしたことがあります(イランはアフガニスタンの隣国)。2010年の話ですが、その時はちょうどアフガニスタンで選挙が開催されていて、そのおかげで治安が悪くなっていたという話。選挙が無ければそこまで危険ではないという風にその女性は話していました。

テレビやネットの情報と実際に現地を歩いた人の情報にへだたりがある、というのはよくあることです。とはいえその女性一人の体験を聞いて、アフガニスタンは安全だ!となるわけでもない。たまたま運が良かっただけかもしれませんから。

他にも様々な人から聞いた話を総合して推測すると、シリアに比べればアフガニスタンはまだ全然マシそうな感じはします。しかしそれでも十二分に危険。どうしても行かなければならない理由が無い限りは、今はまだ行ってはならない国であるのはたしかでしょう。

 

シリアやアフガニスタンの他にも、クーデターが起きたニジェール、同じくクーデターが起き紛争中のマリ、カダフィ政権崩壊・リビア内戦以降のリビア、内戦中のイエメン、南スーダンが独立したスーダンなども訪れるのが極めて難しい。

パキスタンなんかも国際情勢のせいか、ビザが取りにくくなってきていますね。昔は日本国外の大使館でもかんたんに取れたようなのですが、現在は日本国内でなければ難しくなってきている様子。

パキスタンは大昔には、バックパッカーやヒッピーの天国などと言われていました。人が優しく、物価も安く、とても旅しやすい国だったから。

それが今では「パキスタンに行く」なんて言うと、自殺志願者かと思われてしまう状態です。テロが頻発している状況ですからね……。ナウシカの「風の谷」のモデルになったという、フンザだけでも行ってみたいのですが、なかなか……。

 

こうして考えてみると、どうしても行ってみたい国・場所がある場合には、できる限り早く訪れるべき!というのがよく分かります。

定年退職で会社を辞めてから、老後の楽しみに、なんて言っていると、その時にはもう遅い可能性も十分ある。最悪、国そのものが無くなってたりしかねない。そもそも自分が老後って歳まで健康に生きていられる保証もまったく無い。

死ぬときに後悔しまくらないように、行きたい場所は行けるうちに全部行っておきたいですね。

長距離の硬座は地獄。中国の列車はカオスでめちゃくちゃ。中国人はたくまし過ぎる

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中国の列車で一瞬目を離した隙に荷物を盗られた話

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写真は中国、西双版納(シーサンパンナ)。勐海(モンハイ)近くのバス。カゴの中は生きている豚。

 

スリや置き引きが多い国では、油断するとあっという間に荷物が盗まれます。本当に文字通り、またたく間に荷物が消えてしまったりもする。まるで魔法。

こういった犯罪がよく起こるのは、人でごった返している場所です。私の友人はマレーシアのショッピングモールで食事中に、バッグを盗まれました。フードコートでご飯を食べていた時に、背中とイスの間にバッグを置いていたら、気がついた時には無くなっていたらしいです。全く気がつかなかったという。鮮やかな手並みです。

 

私は中国の長距離列車でちょっとした荷物を盗まれました。

列車などの乗り物は、発車時と到着時がもっとも危ない瞬間です。

盗人が発車直前に荷物を盗み、列車から降りて逃げてしまえば、盗まれた人は動きだした列車から降りるのは難しいので、まずもう捕まらない。

列車の到着時には、荷物を盗んで列車から降りて、人ゴミにまぎれてしまえばまずもう見つからない。

 

私が盗まれたのは到着時でした。昆明に着いて乗客が降り始めてすぐの時だったと思います。大事なものが入っているメインのカバンは肌身離さず持っていたのですが、ちょっとした食べ物やお菓子が入った袋にはあまり注意していませんでした。

上海から昆明への長い長い列車がやっと到着し、気が抜けていたのでしょうか。列車の窓側についている荷物掛けに掛けていたビニール袋が、ふと気がついたときにはもう無くなっていました。

片言の中国語で話したりもしていて、私が日本人だというのはバレバレだったので、何か高級品が入っているとでも思われたのでしょうか。

もしそうなら、盗んだ人はさぞかしがっかりしたろうなあ。お菓子とかパンとかしか入っていなかったので。

まあビニール袋だったので、そう高級なものが入っているとも思わなかったでしょうけどね。でも、ならどうして盗んだのでしょうね。「バレそうにないからちょっとパクってやろう」という感じでしょうか。気軽に盗まれると困るなあ……。

 

マレーシアや中国といったアジアだけでなく、こういったスリや置き引きは世界中の国でよく起きています。

安全なイメージのあるヨーロッパでも、凶悪犯罪に遭う可能性は低いのですが、スリや置き引きの被害は頻繁におこっています。イタリアなんかは特にスリが多いことで有名ですね。

電車の乗り降り時や、人が集まっている場所はやはり危ない。大道芸に目をとられていたら、いつの間にか荷物がなくなっていた、というのもよく聞く話。

 

こういったスリや置き引きの被害を防ぐには、肌身離さず荷物を持っておくしかありません。一時的に荷物を置く場合でも、視界の外には置かない。

人混みの中では肩や背中に荷物を背負わず前掛けにする。ちょっとダサくて恥ずかしいかもしれませんが、人混みの中で肩や背中に荷物を背負っているとかなり危ないです。ナイフで切り裂かれて中のものを盗まれるケースもありますから。

両手でしっかり目の前に持って歩くのがいちばん無難です。地元の人もスリや置き引きがよくあることを知っているから、そうやって持っていたりします。ローカルの人たちに習うのが一番です。

 

日本で普通に生活していると外食時には皆、普通にカバンを席に置いてトイレ行ったりしていますね。ああいうことができる日本って、本当にすばらしいです。

でもほとんどの外国はそれほど安全じゃないので、海外旅行のときには意識を変えていかないといけません。

日本が例外的に安全なだけなんですよね。もちろん日本並みに安全な国も他にもあります(北欧とか)が、数は少ない。

全世界が日本と同じくらい安全だったらいいんですけどね~。でも残念ながら、現実はそうはいかない。

旅先で大事なものを盗まれると、せっかくの楽しい旅行が台無しです。盗まれないよう気をつけて、しっかり旅行を楽しみたいものです。